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校長室だより:「誠心敬愛と心肥やし」(校長 三浦宏之)

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 2014年もいよいよ終わりに近づき、本校でも先月に創立90周年式典を終え、新たな目標に向かって、新年を迎えようとしています。

 

 越川禮子さんの書かれた「江戸しぐさ」という書物を手にしました。その中に、「お心肥やし」という節があります。江戸っ子は心が豊かでなければならない、知識や技術を身につけ、読み書き算盤(そろばん)のほか、人格を磨く事が何よりも大切というような内容がありました。目つき、話し方、考え方、生き方、身のこなし、教養や人格は自然に表現されていくものなので、しっかり指導していかないと ということです。江戸時代、「三つ心、六つ躾(しつけ)、九つ言葉、十二文(ぶん)、十五理で末(すえ)決まる」といって子供を教育したと言います。3歳までに素直でやさしい心を、6歳になるとその振る舞いや行動に節度をもち、9歳では人前でも恥ずかしくない言葉遣いができるようになり、12歳ではきちんとした文章が書けるようになり、15歳ころには、物の道理がわかるようにならなければならない、また、そのように教育していかなければならないということを言っているのだと思います。

 

  江戸時代も良い人間関係を築くためには、日頃の仕草やしつけが如何(いか)に大切だったかと言うことがわかります。

 

  相手を思いやり、おかげさまと感謝の心で、成長していくことはなんとすばらしいことでしょう。こころを豊かにする教育こそ91年目を迎える本校伝統の柱です。

 

   良い年をお迎えください。

 

浜松開誠館中学校・高等学校 校長 三浦宏之

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