SDGsの取り組み

SDGsとは

2015年9月の国連サミットで採択された、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
目標は17のゴール・169のターゲットから構成され、2030年までに実施・達成されるよう世界中の行政、企業、団体などが「自分たちのできる範囲」で目標を定め、様々な具体的施策に取り組んでいます。
浜松開誠館中学校・高等学校では、SDGsの取り組みに賛同し、グローバル教育を通してSDGsの推進に取り組んでいます。

SDGs×探究的な学び

「あなたが、あなたなりに、SDGsを推進していくために」

浜松開誠館中学校・高等学校は「誠心敬愛」の校訓のもと、自立的学習者として、多様化する進路に対応できる【徳育教育】に力を注いでいます。具体的には、中学校では〈K-compass®〉プログラムを、高等学校では〈7つの習慣J®〉プログラムを導入し、「夢力・人間力」の育成を図っています。さらに2019年度からは徳育教育を進化させ、世界中で推進されている「SDGs(持続可能な開発目標)」を組み込んだ新プログラムを確立させました。これにより、グローバル社会においても大きな活躍が期待できる独自の生徒育成体制を実現させています。

中学校プログラム

高等学校プログラム

生徒主体の社会課題への取り組み

探究を通したSDGsの学びの実践として、生徒会活動としての取り組みやコースでの取り組み、SDGs部での取り組みなど、社会課題の解決に向け生徒が主体となった取り組みに活動を広げています。

気候危機を訴える生徒によるグローバル「気候マーチ」の実施

地球温暖化問題は、”気候危機”と呼ばれるほど大きな問題となっています。2019年に環境活動家グレタ・エルンマン・トゥーンベリ(Greta Ernman Thunberg)さんが気候危機を訴える活動が話題となりました。本校では、2019年9月、グローバルコースの生徒が中心となって気候危機への意識を高め、「自分たちで気候危機を訴えよう」という生徒が立ち上がりました。主体性を育むSDGs教育の中でこの活動は広がり、生徒たちは校内全体へ活動協力を呼びかけ、メッセージボードを持ちながら「“Save the earth, save the future.” 地球を守ろう、未来を守ろう」と声を上げ、浜松駅から市役所前広場まで市民に気候危機を訴えかけました。
400人規模の気候マーチを浜松市内で2回、コロナ禍となった2020年には1000人が参加したオンラインマーチを1回行いました。第1回気候マーチでは、浜松市に「若者が議論できる場=若者会議」の設置を提言し、その結果2020年11月に第1回若者会議が行われました。オンライン気候マーチは、小泉環境大臣とのオンライン対談時にコロナ禍におけるマーチのあり方として提案され、これを受ける形で全校で実施しました。

台風被害被災地へのボランティア活動

2019年11月21日台風19号により被災された長野の人々の助けになりたいという生徒の気持ちからボランティア活動に参加しました。現地へ赴くと、気候変動の影響を学んできた生徒たちにとっても実際に見る初めての被災地は、声が出ないほど悲惨な状況でした。現場の熟練されたボランティアスタッフの指示の元、泥を取り除く作業や流木を移動させる作業を行いました。現地の人々の声を実際に聞いている生徒たちの表情は真剣そのもので、多くの生徒が休み時間を惜しみ、ボランティア活動に取り組んでいました。復興作業の一部を経験し、現地の復興促進とともに生徒にとっても多くのことを学べた一日となりました。

SDGs部によるマイボトル運動の実施

廃プラスチック問題に対する取組として、マイボトル活用の推進を目的に、生徒のデザインによる浜松開誠館オリジナルマイボトルが作成されました。デザインは、全校生徒の公募と投票により決定しました。生徒や保護者、教職員、地域の方々が利用しており、現在も廃プラスチックに学校をあげて取り組んでいます。本校では、マイボトルを持っている生徒がいつも清潔な水が飲めるように各階にウォーターサーバーを設置しています。

学園としての取り組み

ウォーターサーバーの設置

生徒によるマイボトル活用推進活動の意向を受け、これを後押しする形で校舎各フロアにマイボトル用ウォーターサーバーが設置されました。

「再エネ100宣言 RE Action」への参加

気候ネットワーク田浦健朗氏の講義を受け、本校グローバルコースの生徒より、学校現場でも積極的に再生可能エネルギー100%を目指す取組を是非推進して欲しいとの申し出がありました。これを受け、学園として再エネ比率を段階的に高める取り組みをめざし、「再エネ100宣言 RE Action」に参加しました。

省電力の推進と再生可能エネルギーの活用

2021年3月、県内で再エネ転換を手がける鈴与商事株式会社(静岡市清水区)と「再エネ100宣言 RE Action」の推進に関する協定を結び、その一環として本校アリーナⅡ屋上にオンサイトPPAモデルにより太陽光発電設備を設置しました。
今後も校内照明のLED化などを促進し、再エネ比率を高めていきます。

現在のアリーナⅡ太陽光発電状況(リアルタイム更新)

SDGs活動・過去の実績

  • 環境白書への掲載
  • ふじのくにグローバルハイスクール研究指定(H30〜R1)
  • はままつグローバルフェア出店(フェアトレード商品の販売)
  • 真澄祭(文化祭)でのフェアトレード商品の販売
  • エシカル・ラボ in しずおか 参加
  • アースデイ浜松 ボランティア参加
  • 東京ガールズコレクション販売ブースに出店(フェアトレード商品の販売)
  • 浜松SDGsプラットフォーム取り組み発表会 参加
  • 閣僚級会談 Platform for 2020 Redesign 英語メッセージの発表
  • 令和2年度静岡県地球温暖化防止 知事褒賞 受賞
  • 脱炭素チャレンジカップ2020 ファイナリスト選出
  • G20ユースサミット参加
  • 学生気候サミット参加
  • 川勝静岡県知事と環境問題について対談
  • 小泉環境大臣と環境とファッションについてオンライン対談
  • 第1回浜松市若者会議 ホスト校として参加