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ニュースリリース:鈴与商事株式会社との 「再エネ100宣言 RE Action」推進に関する協定締結について

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学校法人誠心学園(以下、誠心学園)と鈴与商事株式会社(以下、鈴与商事)とは、2021年3月24日付で「再エネ100宣言 RE Action※1」推進に関する協定書を締結し、誠心学園が運営する浜松開誠館中学校・高等学校における使用電力の再生可能エネルギー比率向上に協働で取り組んで参ります。

  

1.協定の概要について

 近年、気候変動問題が社会課題となっており、再生可能エネルギーの普及拡大が求められています。また、政府は温暖化ガスの排出量を2050年に実質ゼロにする目標を掲げており、企業や自治体、団体等における再生可能エネルギーを活用した事業運営はますます重要となって
きております。
 誠心学園は、使用電力を再生可能エネルギーに100%転換することを目指す「再エネ100宣言 RE Action」に、中学校や高等学校として全国で初めて参加しており、今回の協定により、鈴与商事と協働で使用電力の再生可能エネルギーへの転換に関する計画立案・実行を進めて参ります。
 具体的には、2021年に浜松開誠館高等学校の体育館(アリーナⅡ)に鈴与商事が「PPAモデル※2」で設置する太陽光発電設備による電力の活用を進めます。当設備の導入により、災害発生時には地域の避難所としての活用も想定しています。
また、2022年から2024年にかけて、本校舎全館における照明設備のLED化や、空調設備の高効率機器への更新などにより省エネルギー化を進め、再生可能エネルギー比率を高めていきます。
 将来的には、非化石証書を活用した温室効果ガス排出ゼロ電気の導入等により、最終目標である使用電力の再生可能エネルギー比率100%達成を目指します。

  

2.今後の取り組みについて

 誠心学園は、社会の変化に対応するグローバル人財の育成に向け、「未来を育む教育」を掲げて浜松開誠館中学校・高等学校を運営しています。その中で「SDGs」を通した学びを柱に、探究的な学習に取り組み、気候危機やエネルギー問題をはじめとした社会課題に生徒たちが主体的に挑んでおります。こうした取り組みにより、学校に対し生徒より再生可能エネルギー比率100%導入の提言がなされ、更には学校の枠を超えて、他校の生徒とも連帯して課題解決につなげようと動き出しています。こうしたことを受け、誠心学園では未来に生きる子どもたちのために、また、有事における地域の避難場所として活用も考え、再生可能エネルギー比率100%の目標達成に向け、具体的な行動を取っていきます。

鈴与商事は、これまでも様々な再生可能エネルギーの普及促進に関する事業を展開しています。2017年4月より静岡市と協働で推進している「静岡市エネルギー地産地消事業」においては、地域経済の活性化や防災機能の向上、環境負荷の低減などを目的に、静岡市役所庁舎
等の市有施設が使用する電力を、市内の清掃工場から発生する電力や、固定価格買取制度の買取期間満了を迎えた太陽光発電の余剰電力(卒FIT)等の再生可能エネルギーで賄うスキームを構築しました。2021年4月1日からは、静岡市の3庁舎(葵区役所、駿河区役所、清水区役所)で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の「RE100電気」として供給を開始します。また、市内の清掃工場を見学する小学校及び一般見学者(2020年度3,427人)に対して、静岡市エネルギー地産地消事業の説明を実施し、再生可能エネルギーの普及に努めております。今後も、再生可能エネルギーの利活用に資する最適なインフラ整備の実現やクリーンな電力供給などに積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。

   

「鈴与商事株式会社」概要

  • 所在地:静岡県静岡市葵区栄町1-3
  • 資本金:20億円
  • 代表取締役社長:加藤 正博
  • 設立:1990年
  • HP:https://www.suzuyoshoji.co.jp/ 

  

※1:「再エネ100宣言 RE Action(アールイーアクション)」
・企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再生可能エネルギーの100%利用を促進する枠組み。

  

※2:「PPAモデル(Power Purchase Agreementモデル)」
・電力の需要家(誠心学園)がPPA事業者(鈴与商事)に敷地や屋根などのスペースを提供し、PPA事業者が太陽光発電システム等の発電設備の無償設置と運用・保守を行う。発電した電力は需要家が購入するビジネスモデルであり、第三者所有モデルとも呼ばれる。

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