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中学校長ブログ:学年活動に向けて

日常の風景

前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。
この間にも随分と秋は進み、朝晩は涼しさを感じる日もあります。

日没もだいぶ早くなり、学習や部活動に励む生徒たちが下校するころにはすっかり夕闇に包まれます。

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先週には2学期の中間試験も終わり、秋の深まりとともに、各部活動も大会や練習に励んでいます。まさにスポーツの秋、芸術の秋、といったところでしょうか。また、図書室では読書週間に合わせて利用を促す活動に取り組んでおり、こちらは読書の秋ということにもなりそうです。

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いよいよ中学校の各学年では、11月10日からの「学年活動」に向けての本格的な準備が始まりました。
昨日の各学年の特活の様子です。

まず、中学3年生。研修旅行に向けて、事前研修が行われています。
すでに下調べや、教科との連動での学習などは行ってきましたが、この日は実際の並びや、集合隊形などの確認をしていました。特に新幹線では乗り継ぎが生じるので、事前に大まかな位置を押さえることがスムーズに移動するポイントです。

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中学2年生は、職場体験に向けて受け入れ先の企業担当者の方に確認の電話をしたり、グループ内で確認事項の共有を行ったりしていました。

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中学1年生は、恒例行事としてグループ対抗でカレー作りに挑戦します。具材の準備や、購入計画、分担や調理の工夫などを話し合っていました。

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どの活動も、「事前準備の質」が「活動の質」になります。
活動を通して意見を出し合い、他の生徒と協働する。また、学校外の人間・組織と交渉し、効果的に意思疎通を図る。あるいは、未知なものへ備え、想定外の出来事の中でも前向きにとらえる等々。こういった非認知的能力は、まさにこれからの時代に求められる力ではないかと思います。

本校では、各学年での体験的な活動を通して、社会とつながり、想定外とぶつかり、それを生徒が乗り越えること、あるいは教師が勇気を与えることで、「やり切った!」という自己肯定感を高めていきたいと考え、そこに向けての教職員の関わりを大切にしています。

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いずれにしても、秋はいくぶん時間がゆっくり流れるようです。過ごしやすいさわやかな気候の中で、じっくりと自分自身を見つめたり考えに没頭したりすることができるのも、秋ならではではないかと思います。

浜松開誠館中学校校長 永井 靖

 

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