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令和元年度 浜松地区中学校秋季野球大会兼静岡県選抜野球大会浜松地区予選

野球

令和元年度 浜松地区中学校秋季野球大会兼静岡県選抜野球大会浜松地区予選 

【二回戦】佐鳴台0-33浜松開誠館(五回コールド) 【開】大場、赤尾-谷口 

     【三塁打】本多(駿)、森、大場 【二塁打】鈴木(爽)、森2、本多(優)、大場

【三回戦】丸 塚0-8×浜松開誠館(五回コールド) 【開】大場、森-谷口 

     【本塁打】本多(優)【三塁打】鈴木(心)【二塁打】鈴木(爽)、赤尾、室田 

【ブロック決勝】三方原1-2×浜松開誠館(延長8回) 【開】大場、赤尾、森-谷口 【三塁打】本多(駿)

※これにより、令和2年2月に行われる、しずきんカップ(静岡県選抜野球大会)に2年連続2回目の出場を決めました。

【戦評:三方原戦】

 二試合連続でコールド勝ちし、勢いそのままに迎えた決定戦。特に二回戦の佐鳴台戦は序盤に大きくリードをするも手を抜くことなく攻め続け、チームに攻撃の形を「薫習(くんじゅう)」するかのようだった。

 しかし、今回の三方原戦は今までとは違った。三方原の先発右腕にコーナーをつく丁寧な投球をされ、7回までに散発3安打とほぼ完璧に押さえ込まれた。わずかに得点した3回裏の1点も二死から3番森(二年:浜松西小出身)が内野安打で出塁し、その後、失策、四球、PBなどでいただいた得点だった。7回終了時点で1-1の同点。延長戦に突入し、チームとして粘り強さが求められる展開になった・・・。

 8回表の三方原の攻撃は打者三人であっさり終了した。投手の球数も少なく終え、攻撃のリズムをつくりやすい流れだった。

 8回裏、開誠館の攻撃。二死から1番本多(駿)(二年:飯田小出身)が遊撃手の左に痛烈な打球を放ち、その打球に左翼手が追いつけず転々と左中間を抜けている間に三進。二死三塁となった。続く2番鈴木(爽)(二年:篠原小出身)は初球の変化球を完璧にとらえ、打った瞬間、それとわかるレフトオーバーのサヨナラヒットとなった。ここ一番で見せつけた決定力。それは、粘り強く戦い、余計な失点を与えなかった“チーム力”がもたらしたものだったと思う。

 昨年のチームは、この時期、クラブ大会優勝にはじまり、新人戦(浜松地区)準優勝、西部大会を優勝し、春の全国大会出場を決めた。昨年のチームと単純比較はできないが、今年はスタート当初からそれ以上の結果が望まれ期待されていた。なぜなら、戦力的には大幅なダウンもなく、むしろ経験値を考慮すれば戦力アップしているとも考えられたからだ。しかし、団体競技、野球の難しさは選手個々の能力だけでは図れない難しさがある。

 私は今年の新チームが思った以上の結果が出せなかったのは、“チーム力”という総合力で勝負していなかったのではないか、と考えている。開誠館野球部の伝統を見失っていたのかもしれない。特定の誰かに頼りすぎたり、ミスを怖がって消極的なプレーをしたり、自分の結果だけにこだわってプレーをしたり、全力プレーを怠ったり・・・どれもこれも開誠館らしくないのである。

 みんなで協力して「やってきたことを本番で出す」というスタンスを忘れてはいけない。

 今年最後の大一番で開誠館の伝統を思い出したかのような粘り強い試合は、チームとして受け継がれていたことを証明するものだったと思う。

 

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