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平成28年度浜松地区中学野球ベストナインに鈴木元太選手が選出

野球

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 3月4日(土)浜松西高中等部に勝利しブロック大会進出を決めたこの日、浜松開誠館中学三年、鈴木元太選手が平成28年度浜松地区中学野球においてベストナインに選出されたという嬉しい報告があった。もちろん創部初の快挙である。

 後輩たちにも一つの目標として示すことができたと思う。

 鈴木元太選手は捕手として素晴らしい選手だった。以前もブログ内で語らせてもらったが、三年生一人で主将も務めチームをまとめ引っ張ってきた。いわゆる心・技・体を兼ね備えた選手だった。技能の高さだけで選ばれるものではない。技能だけなら、もしかしたら元太よりも高い選手がいたかもしれないが、人柄、人間性をよく評価しもらえたのだろうと思う。野球選手として最高の栄誉なのではないだろうか。

 ごくごく一部の超一流選手は人格者が多い。高い技能と人間性、心・技・体を兼ね備え周囲を魅了する。技能の高さだけでプロに行っても人間性に問題のある選手の寿命は短い。先日、イチロー選手と三浦知良選手の特集をテレビで放送していたが、どちらも超一流で選手の寿命も長い。そして共通していることは、どちらも周りが厚い信頼を寄せているということにある。

 元太はたった一人の三年生として、主将として、周囲にきつく当たらざる得なかった。それでも後輩たちは元太に厚い信頼を寄せていた。他人に厳しく、自分に甘ければ、そうはならなかったであろう。そして後輩を思いやることも忘れなかった。そんな人格者だからこそ、この最高の栄誉をもらえたのだと思う。本当におめでとう。

 

 

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