爽やかな風に、少しずつ夏の気配が混じる季節となりました。
新しい環境での緊張感から、心身ともに疲れが出やすい時期でもあります。保護者の皆さまにおかれましては、日々お子様を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
4月のスタートとともに、本校では「自分は何をしたいのか」を問い直し、生徒が「学びの未来図」を描きました。自ら考え、自ら動き出すための第一歩を、力強く踏み出した姿を頼もしく感じています。
最近、我が家の庭に3年前に植えたハナミズキが、初めて可愛らしい花を咲かせ始めました。
毎日眺めていて気づいたことがあります。ハナミズキの花は、咲き始めはまるで「風車」のように花びらがきゅっと閉じています。それが時間をかけてゆっくりと、私たちがよく知るあの開いた花の形へと変わっていくのです。
その姿は、今まさに成長の過程にある生徒たちの姿と重なります。


中学1年生 高校1年生のみなさんへ
今はまだ、風車のように少し緊張して自分を閉じているかもしれません。焦る必要はありません。日々、友人や先生と対話する中で、「あ、ここは自分のままでいい。」という実感を一歩ずつ深めていってください。焦らず、この環境に自分の心を優しく馴染ませていってほしいと願っています。
中学・高校 2年生 3年生のみなさんへ
目標に向かって進む皆さんは、本校の誇りです。自分の花を咲かせるだけでなく、隣で咲こうとしている友人の個性を認め合い、手を取り合ってください。お互いの違いを楽しみ、尊重し合える関係こそが、最高の学校生活を作ります。
ハナミズキの花を愛でるように、私は、一人ひとり異なる形をした皆さんの個性が、それぞれのペースで花開いていく過程を、大切に見守っていきたいと思っています。
保護者の皆さま、お子さまが安心して自分自身の「未来図」を形にしていけるよう、これからも温かな伴走をともにお願いできれば幸いです。