地球と未来を守る、すべての人へ
本日、環境省から温室効果ガスの平均値が最高値に達したという、非常に重く、危機的な報告がありました。
この事実は、私たちが直面している気候危機の深刻さを改めて突きつけています。
しかし、この暗いニュースのすぐそばで、昨日、本校の生徒たちが第8回目となる「生徒主体の気候マーチ」を実施しました。
「地球を守ろう、未来を守ろう」という力強い呼びかけとともに、生徒たちはそれぞれの思いを込めたカードを掲げ、行き交う人々に真摯に訴えかけました。


気候危機の影響は、もはや遠い未来の話ではありません。
部活動や体育といった外での活動が、猛暑などによって制限される中で過ごしている生徒たちだからこそ、「なんとかしたい」という切実な願いを抱いています。
その一方で、「多くの人がともに動いてくれないと、この危機は良い方向に向かわない」という焦りも感じていることでしょう。
生徒たちのこの行動は、私たち大人への最も重い問いかけだと考えています。


私たち大人の責任
便利な生活を享受し続けてきた「つけ」が、今の気候危機として子どもたちの未来にのしかかっている。
この事実に、私たち大人は目を背けることはできません。
子どもたちが自らの未来を守るために立ち上がっている今、私たち大人は、その責任を果たす時です。
子どもたちに「ごめんね」と謝るだけでは足りません。
子どもたちが安心して未来を築けるよう、私たち自身が行動を起こし、その背中を示すことこそが、大人の責務です。
未来を担う生徒の皆さん、 あなたたちの熱意と勇気ある行動は、学校全体、そして社会に大きな感動と、行動への強い動機を与えてくれました。
ありがとう。
あなたたちの思いは、決して無駄にはなりません。



そして、社会の皆さま、 未来は、私たち全員の手にかかっています。
焦りを感じているのは、子どもたちだけではありません。
温室効果ガス最高値の報告は、「今こそ、動く時だ」という警告です。
地球の未来、子どもたちの未来のために、生活様式を見直し、持続可能な社会への転換を
今、この瞬間から、ともに加速させましょう。
「地球を守ろう、未来を守ろう」
この生徒たちの声かけを、私たち大人の共通の誓いとし、皆で未来を守る行動を始めましょう。
力を合わせれば、必ず、この危機を乗り越えることができます。

