【1回戦】安東2-5浜松開誠館
【開】山下-縣 【二塁打】大河内、伊藤
【2回戦】吉田2-11浜松開誠館
【開】山田、嵐田、山下、伊藤-縣
【三塁打】石野、嵐田、大河内 【二塁打】大河内、河合、木村、伊藤、石野
【準々決勝】積志・中郡0-3浜松開誠館
【開】山下-縣 【本塁打】河合 【三塁打】縣、木村 【二塁打】山下
【準決勝】掛川西2-5浜松開誠館
【開】山下-縣
【決勝】浜岡御前崎3-2浜松開誠館
【開】山田、嵐田-縣 【二塁打】大河内、石野
※ この結果により、静岡県2位として8/7(木)から行われる東海大会へ6年ぶり2度目の出場が決定。





【戦評】
今大会は勝負所での1本が勝敗を左右した。
2回戦の吉田戦では、1点ビハインドの3回表に二死二・三塁から4番伊藤(三年:大平台小出身)が逆転タイムリーを放ち嫌な流れを変えた。準々決勝の積志・中郡戦では、0-0と緊迫する中、4回表二死二塁から5番石野(三年:井伊谷小出身)、6番山下(三年:井伊谷小出身)の連続タイムリーで2点を先制。7回には河合(三年:初生小出身)が貴重な追加点となるソロ本塁打を放ち3-0。快勝した。
準決勝、勝てば東海大会出場が決定する掛川西戦。プレッシャーが掛かる中、1-0と先制されたものの、2回裏に二死満塁から縣(二年:横地小出身)が逆転タイムリーを放って試合の主導権を握り、その後、終始優位に試合を運び5-2。盤石だった。
三試合とも“もし、あの1本”がなかったら、試合展開上、どうなっていたかわからなかった。その1本を出させたのは、チーム力なのではないか・・・。もちろん打ったのは、その時打席に立った打者であり、対投手との1対1の対決であるのかもしれないが、彼らたちの闘争心に火をつけ、一緒に戦っているんだという勇気を与えているのは、その場にいるみんなの思いそのものなのではないだろうか・・・。そして、それは“チーム一丸となって”と表現され、チーム力の一つの姿として現れるのだと思う。
決勝戦でも勝負所での1本は飛び出した。初回、無死二・三塁から3番木村(三年:浅羽北小出身)が犠牲フライを放ち1点を先制。二死となって5番石野が2点目となるタイムリー二塁打を放ち、この時点で試合を優位に運べそうなことは容易に想像はできた・・・。この2点目が勝利をもたらすものになるはずだった・・・。
2-1と1点リードのまま迎えた6回裏、浜岡・御前崎の攻撃。二死無走者から信じられないようなミスが三つ続けておこり、2-3とまさかの逆転を許す。優勝を意識し出す終盤のイニング。そこに、ほんの少し隙ができたのかもしれない・・・。
それでも守備から戻ってくる選手たちやベンチの選手たちが、明るく元気に声を掛け合う。そんな姿に心を揺さぶられる。そんな姿に開誠館のチーム力と強さを感じるのだ。しかし、残念ながら、県初制覇は達成できなかった・・・。
今大会、監督やコーチ陣が満足できる試合は一つもなかったという。東海大会まで残りわずかしかないが、チームを鍛えて鍛えて鍛え直し、全国大会の切符をつかみ取りたい。まだまだチームは成長する。そう信じる。








