部活動

平成29年度浜松地区中学校秋季野球大会兼静岡県選抜野球大会浜松地区予選 準々決勝結果報告

平成29年度浜松地区中学校秋季野球大会兼静岡県選抜野球大会浜松地区予選

【準々決勝】 浜松北部3―0浜松開誠館 ●  【開】山田―鈴木(諒) 【三塁打】馬場 【二塁打】神田

 

【戦評】

 勝てば来春3月に行われるSBS静岡県大会の出場が決まる。昨年はこの準々決勝で惜しくも敗退し今年こその思いがあった。

 序盤から浜松北部は失策や四球に乗じて好機をつかみ、4回まで毎回スコアリングポジションに走者を進め、あと一本が出ない状況が続いた。一方開誠館は、3回まで完璧に抑えられていた。4回に二死から三番馬場(二年:白脇小出身)がセンターオーバーの三塁打をチーム初安打として放つも後続が断たれ0―0の均衡が続いていた。一見、浜松北部に序盤から押されているようにも見える展開だが、四球と失策の差によるものだった。4回終了時点で浜松北部は無安打、開誠館は一安打。一点を争う投手戦になっていた。

DSC_0161 DSC_0163 DSC_0164

 5回表、浜松北部の攻撃。一死から八番打者がサードのグラブをはじく安打で出塁。九番打者は四球で一死一二塁。得点圏に走者を進められたのは五イニング連続となった。さらに下位打線で走者をためられ、上位打線を迎えるという大量点をとられる必勝パターンになってしまう。そう考えると一点を争う展開で九番打者への四球はとても痛かった・・・。先発した山田(二年:浜松北小出身)は一番打者を捕手フライに抑え二死までこぎつけたが、二番打者には四球を与え、二死満塁となって三番打者を迎えた。

 注目した三番打者の初球。なぜなら四球後なので打ち気できているのか、逆に四球の後で満塁なのでじっくり見に来ているのか、打者の心境を探れるからだ。ファーストストライクを三番打者がスッと見送った。じっくり見に来ている・・・。そう思った。悪く考えれば消極的ともいえる。このような場合は、ストライク先行で追い込むに限る。消極的な打者はツーストライクに追い込まれるとストライクゾーンを広く取って積極性が増し、ボール球にも手を出してくる。積極性の増している打者にストライクはいらない。そして、山田は簡単にツーストライクをとった。初球、変化球で打者の様子を探り、ボールを見に来ていると見るや二球目をストレートでツーストライクをとったあたり、今までの経験を活かした素晴らしい投球だった。この勝負、開誠館バッテリーが一枚上・・・と思った時、山田は三球目の変化球をストライクゾーンに投げてしまった。おそらくストライクゾーンからボールになる低めのボールを狙ったと思われるが、失投になってしまった・・・。三番打者は強振し、フラフラっと上がった打球はライト線へ・・・。ライトの松下(習)(二年:白脇小出身)は必死に飛びつくもあと数センチ届かなかった。ボールが点々と転がる間に一塁走者もホームインし、一挙三点を奪われてしまう。

DSC_0165 DSC_0166 DSC_0167

 結局、この五回表の三点が勝負を決した。六回、七回と三者凡退に抑え、後半ようやくいいリズムを作った。攻撃も四回から七回まで連続して走者を出し、前半と後半では試合の流れは逆転していただけに悔やまれる失投となった。

 公式戦の勝敗は選手を、チームを大きく成長させてくれる。勝った喜びが自信に、負けた悔しさが成長の糧になるからだ。このチームはまだまだ経験も浅く若い。「練習をやればやるだけ強くなるチーム」となって、来夏に成長した姿を見せて欲しい。