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校長ブログ:2021年 丑年 「力強く 広い心をもち ともに歩む」

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 皆さん、新しい年となりました。

 今年は丑年です。

 丑年の由来は、牛は食料としてだけでなく、農作業や物を運ぶときの労働力として、人間の生活に欠かせない動物でした。勤勉によく働く姿が「誠実さ」を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられたようです。また「紐」という漢字に「丑」の字が使われおり、「結ぶ」や「つかむ」ことに優れているといわれています。

 また、十二支についてよく知られている以下のような物語があります。
 昔、神様が元旦に挨拶に来た12番目までの動物を順番に、一年間その年のリーダーにしようというお触れを出します。牛は自分が歩くのが遅いことを知っていたので、誰よりも早く前の日に出発するのですが、牛の背中に乗ってやってきたねずみが、神様の御殿の門が開いたとたんに飛び降り1番になりました。そして、残念ながら牛は2番となり、干支の順番は2番目になったということです。

 丑年の由来にあるすばらしい丑に近づけるよう「誠実で、他を大きな心で包み込み、いざというときには頼りになる」という目標を掲げ、自分自身を磨く一年にしたいと考えます。

 皆さんも終業式にお話ししたように、冬休み中に「これからの自分、100年を生きていく私」について考え、新たな目標を持ち新年を迎えたことでしょう。

 コロナ感染拡大で心痛める話題が聞こえてくる毎日ですが、皆さんのさらなる成長を間近で見ることのできる今に、感謝をするとともに幸せをかみしめて過ごしています。

 先日、NHKスペシャル「2030未来への分岐点」第一回「暴走する温暖化脱炭素への挑戦」を観て、皆さんは何を感じ、何をしなければいけないと考えたのでしょう。

この課題は、校長ブログでお話をしている最上位の目標に関係してくる部分です。分岐点で多くの人が流れるままに吸い込まれるように暗い方向へ進んでいくところを、あなたたちは、勇気を出し課題解決に向けて明るい未来へ一歩、歩み出しています。それが、気候マーチ、オンライン気候マーチです。しかし、まだまだ危機感は伝わらない現状があり、知恵を出し合い未来のために活動をし続けなければいけませんね。

 私たち大人はおとなの責任として、皆さんが明るい豊かな未来を迎えることができるように、ともに努力し協力し歩んでいきます。

今、若者の柔軟な考えや、発想、勇気ある行動が必要とされています。また、大人は若い皆さんから学ぶことも多くあるのです。ともに語り考え、実行し「だれ一人取り残さない未来」を求めていきましょう。

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