開誠館ニュース

高校校長便り 1月号 3学期始業式 式辞

平成29年度 3学期始業式 式辞

誠心学園 浜松開誠館中学校高等学校 

高校校長 中 西 孝 徳

 新年あけましておめでとうございます

 3学期が始まりました。3学期は、年度のまとめと新年度への準備のときです。今日は、3つの話をします。

1 2学期終了式の式辞での掃除の意味・目標について話をしたところ、生徒たちの掃除への取り組みがよかったと聞きました。素晴らしいことです。みなさんはやればできることを証明しました。立ち止まり挨拶は、あと少しで80%を越えます。皆さん、頑張りましょう。

 さて、掃除の復習をしましょう。イエローハット社長で「掃除に学ぶ会」の会長である鍵山秀三郎さんはたった一人でトイレ掃除を始められ、40年間、続けて、今では各都道府県に「掃除の会」の支部が置かれるほどになりました。

  1、謙虚な人になれる

  2、気づく人になれる

  3、感動の心を育む

  4、感謝の心が芽生える

  5、心が磨かれる

 という、5つの良いことがあると鍵山さんは仰います。では、みなさんは次の3つの掃除に対する思いのうちどれをチャレンジしますか?

  ①  掃除をする

  ②  みんなが気持ちよくなるように掃除をする

  ③  90年以上の歴史と伝統を後輩たちへ受け継ぐために、掃除をする

 でした。今日の始業式後の大掃除でも、さらにチャレンジしてください。

 2 夢や志を実現するためには、「本気になること」と「やり抜く力」が必要です。本気になることとは、1点に集中することです。やり抜く力は、情熱と粘り強さの積です。情熱は志を持ち続けることです。粘り強さは継続的な努力することことです。

  今回は、キンリンファイア話題の365日日替わりCMの「心に火をつける名言」うち3つ紹介します。

  出典:遠越 段 著「心に火をつける言葉」総合法令出版

1)アレクサンダー・グラハム・ベル (発明家・イギリス)の言葉

   手掛けていることに 全力で集中せよ

  太陽の光でさえ、一点に集中しなければ 発火しない

  意思と集中がなければ、物事を成し遂げることはできません。太陽の光を強くしてみたり、弱くしてみたり、いろいろなことに活用できる知恵も湧いてきます。集中することの力をまず体で感じてみてください。

2)アンドリュー・カーネギー (実業家・アメリカ)の言葉

  やるべきことを果たしたら、さらに もうひと頑張りしてみよう

  そうすれば、未来は自然と開けていくものだ

 やるべきとされていることに、+αを加えることで、未来はどんどん拓けていきます。日本が好きなある中国人のエリートの話です。彼は今、日本の大学で中国古典を教えていますが、日本に来るまで論語の教えなどどうでもよいと思っていました。しかし、日本で今、やっとその意味が分かったといっています。信頼するとか、誠実にひとのために働くという世界があることを知り、もうひと頑張りしようという日本人がいるから、日本の強さと成功があるのがわかったといっています。

3) ジェイムズ・ラッセル・ローウェル(詩人・アメリカ)

  失敗は罪ではない。

  志が低いことが罪なのだ。

  志の高い人になりたい。志とは「世のため、人のためにどれだけ考えることができるか」です。これを口ではなく、心の中、精神の中、自己の人格に本当に持っている人が、志が高い人ということになります。日本では札幌農学校の初代校長クラーク博士の「少年よ 大志を抱け」が有名です。このクラーク博士の教えの言葉に感化され新渡戸稲造は、「われ太平洋の懸け橋とならん」という、高い志を立て、その通りの一生を送られた。西洋に日本人を紹介した「武士道」が有名です。

 また西郷隆盛の「幾たびか 辛酸を歴て、志 初めて堅し」(ひとは何度も辛酸を経験してから初めてその志が固まってくるのだ)西郷隆盛も20代で教わった島津斉彬にしたがって志を高くし、「幕府を倒し、世界に開かれた日本らしい政治」の基礎をつくるために生涯をささげられた。二人とも失敗に次ぐ失敗の人生ようみみえますが、志の高さによって今なお日本人の指針として輝き続けています。皆さんも、志を高く持つために、十代、二十代までに、自分をよく鍛えましょう!

 3 最後に、PHP1月号を読んでください。PHP作文甲子園で最優秀賞に輝いた本校の高校2年の宮木唯衣さんの作文が載っています。また、茂木健一郎氏の「思ったより脳は前向き」―つらい経験を乗り越える力が脳にはあるーが載っています。図書館にあります。是非読んでください。

  短い冬休みを終え、どのように過ごしましたか?計画通り進みましたか?計画以上にできましたか?冬休みは、中学1年生は小学校以来7回目、高校3年生は12回目でした。3学期が始まりました、さらなる成長をするために、今日から一層、毎日一つチャレンジしてください。

以上、3学期の式辞とします。