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中学校長ブログ:ご進級・ご入学おめでとうございます

日常の風景

浜松開誠館の平成28年度が始まりました。

在校生の生徒・保護者の皆さん、ご進級おめでとうございます。

新入生の生徒・保護者の皆さん、ご入学おめでとうございます。

昨日は雨の中での始業式でしたが、一転して今日は春らしく入学式に相応しい朝となりました。

いよいよ新しい年度のスタートです。今年度も随時、ウェブ上で情報発信をしていきたいと思います。

よろしくお願いします。

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以下に4/8入学式で述べた式辞を掲載いたします。


 

■平成28年度 浜松開誠館中学校・高等学校 入学式式辞(中学)

 昨日の雨風にも耐えた桜が 文字通り「花を添える」この良き日に、多くのご来賓の皆様のご臨席のもと、平成28年度浜松開誠館中学校・高等学校 入学式を行えますことを、心より厚くお礼申し上げます。
あらためまして、新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。今日から浜松開誠館中学校・高等学校の一員です。特に中学校長の立場から、私からは中学一年生の新入生のみなさんに向けて、お話をしたいと思います。
浜松開誠館中学校・高等学校は、徳育を柱に心をみがき、前向きな気持ちで勉強や部活動に頑張っていく学校です。これまで本校で学んだ生徒たちは、東大生からJリーガーまで、多くの夢をかなえてきました。皆さんにとってもまた、今日が6年間の学校生活のスタートということで、夢や希望をもって今日という日を迎えたことと思います。
中高6か年の中でも、特に前半となる中学校での3年間は、皆さんが自分自身の夢や未来を作っていくためのベースとなる時期です。これから心と体が大きく成長するみなさんは、この激動の時期を、浜松開誠館中学校で過ごします。

 

 そこで、皆さんに約束してほしいことがあります。
 まず一つは、「志を持ってほしい」ということです。
 これからの毎日には、いろんな試練やつまづき、あるいは迷いもあるかも知れません。しかし、それは必ずみんなが通る道です。学校生活で直面する数々の出来事を、ぜひ成長の場として、また試されているのだととらえて、勇気をもって立ち向かってほしいと思います。
夢や未来をかなえるためには、いろんな知識や技術も必要ですが、一番大切なのは、夢や未来を必ずかなえようという気持ちです。どんなに苦しい場面があっても、前に進むこと。つまり、やり続けることです。自分が決めた道を信じ、やり続けてほしいと思います。

 

 しかし、人間ですから、苦しくなると逃げ出したくなります。
 そこで二つ目の約束です。「仲間と一緒にチャレンジしてほしい」ということです。
 みなさんは今日、様々な小学校からここに集まったように、新入生のほとんどが、はじめての仲間です。それぞれ違う人間の集まりですから、考え方感じ方に違いがあるのは当然です。人と違う考えや感じ方だった時に、「なんで違うのか」とか「気に入らないな」と思うのではなく、「なるほど、そういうこともあるな」という見方をし、その「違い」や相手の優れた部分を歓迎してほしいと思います。「いじめ」を絶対に許さないというのは特に開誠館が大事にしていることですが、他人との「違い」を歓迎することは、自分が成長する一番の秘訣ではないかと思います。

DSC046213 さて、保護者の皆様、本日はご子息・ご息女のご入学、誠におめでとうございます。本校の教育方針をご信頼いただき、また本校の掲げる未来戦略にご期待いただきましたことに、心から感謝申し上げます。
 本校では今年度を未来戦略の始動の年と位置付け、今後の社会の変化に対応しうる生きた学校教育として、徳育、あるいは知育や体育、さらにグローバル教育に今まで以上に取り組んでまいります。
 そうした中で、保護者の皆様に一点お願いがあります。
 すでに申し上げました通り、中高の6年間には、お子様に様々な試練や葛藤があることと思います。小学校時代であれば、「ここは親として何とかしてやろう」という場面もあったかと思います。保護者の皆さんが答えを用意することは簡単です。しかし、お子様自身がもがき、解決法を探す、そういう局面すべてが成長の場・学びの場ととらえていただきたいと思います。話を聞いてあげ、励ましたり、支えたりしながら、6年間を見通した中でご協力ご支援いただきたいと思います。
 本校には若手からベテランまで多くの教職員がおります。困ったことはお気軽にご相談いただき、ぜひ、学校と家庭との連携の中で生徒を育てるという視点で、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
 以上をもちまして、私からの式辞といたします。

平成28年4月8日
浜松開誠館中学校長 永井 靖

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