開誠館ニュース

校長室だより:「5月の花」(校長 三浦宏之)

 平成26年度が始まり、1ヶ月が経過しました。
 各学年行事や連休が終わり、やっと学校も平常の一日に戻ってきました。
この写真(下)は校長室の机の上に生徒が活けてくれているミニフラワー。
 ちょっとした心遣いが毎日をいやしてくれています。
 5月の花といえば、 カーネーション。そして、5月11日は母の日でした。
 ――1882 年のある日のことです。日が暮れて少年が家に帰ると、暗い土間で母が機織りをしています。少年は家が貧しく、大工の父親を手伝って、学校の新校舎建築の現場で働いていました。
 学校では先生が児童たちに、外国の紡績機械や動力機械の発明による産業の発達の話 をしていたようです。それを窓越しに聞いた少年は、母の様子を見て、母がもっと楽に織れる機会を発明しようと決心しました。それからは考えることは機械のことばかり。8年後、上野で内国勧業博覧会 が開かれ、機械のそばで毎日その動きを見つめて、研究をしていました。そして翌年 5月14 日、とうとう木製の織機を作り上げました。そして真っ先に母にその機械を見せたそう です。この少年が、湖西市出身の豊田佐吉。今日のTOYOTAの創業者です。――
 ちょっとしたきっかけや感じたことが、その後の人生にどう影響を及ぼしていくか、良い例だと思います。
浜松開誠館中学校・高等学校 校長 三浦宏之